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心的外傷後ストレス障害が3カ月以上持続する場合は慢性とみなされます。ホルモンは、普通は危険が過ぎ去ると正常値まで下がりますが、PTSDになった人は、高い状態のままです」。心理療法士は本人の受けた心の痛みに率直に感情移入し、共感と理解を示します。PTSDとは、戦争、テロリズム、自然災害、事故経験、犯罪被害などの非日常的な激しく衝撃的な出来事に遭遇することで発症する心の病気だと考えられます。外傷体験から4週間以内に始まり、2日〜4週間以内におさまるものは「急性ストレス障害」として、PTSDとは区別されています。「再体験」とは、その時に感じた恐怖の感覚を伴いながら、外傷体験を何度も体験することをいいます。
*張り詰めた警戒心。心的外傷後ストレス障害は少なくとも8%の人に、小児期を含めて一生のいずれかの時点で発症します(ストレスが子供に与える影響を参照)。こうした圧倒的な衝撃は、普通の記憶とは違い、単に心理的影響を残すだけでなく、脳に「外傷記憶」を形成し、脳の生理学的な変化を引き起こすことが近年の研究で明らかになっています。PTSD というのは、アメリカの精神障害の診断統計マニュアル(通称DSM-IV)にある診断名の1つ、"Post-traumatic Stress Disorder" の略称です。外傷体験以前になかった睡眠障害、怒りの爆発や混乱、集中困難、過度の警戒心や驚愕反応治療は通常、薬物治療と精神療法の双方が用いられます。例えば、男性による女性の暴行事件などでは、被害者は生命に危険を感じるだけでなく、尊厳が踏みにじられ、強い恐怖や無力感を感じてしまい、PTSDを発症する可能性が極めて高くなります。
PTSDやトラウマというと『幼少期の抑圧された外傷体験・虐待体験』がイメージされやすいのですが、PTSDの発症リスクという点で見れば、幼少期〜児童期のほうが高いものの、青年期・成人期以降のトラウマティックな体験でもPTSDが発症する可能性はあります。トラウマを負うような非常につらい耐え難い経験として、代表的なものに、いじめ、幼児期の虐待体験(身体的・精神的・性的な虐待)、犯罪の被害(脅迫や暴力・レイプ・殺傷の現場を目撃するなど)、近親者の死去、生命の危険がある自然災害(地震・火災)などがあります。*入眠困難。同じ事件の被害者、同じ境遇の経験者がグループになってその体験を語り合い、自分の症状を客観的に見ることができるよう訓練する。治癒として3つの要素(再体験・解放・再統合)が必要とされている。対応としては、一般的なケアと専門的な治療に分けられます。
交通事故では、大きな衝撃や受傷などで大きなストレスがかかり、感覚の鈍化、孤立、周囲への無反応、侵入的な回想(フラッシュバック)、抑うつ、不安などの症状が現れることがあります。PTSDの発症率は、ベトナム帰還兵の約30%にも上ったと言われますから、ベトナム戦争がどれだけ過酷で悲惨な戦闘の続く消耗戦だったかが想像されます。PTSDの諸症状には『恐怖感・不安感・罪悪感・自己嫌悪』が伴いますが、自律神経系のバランスが崩れることによって多くの不快な身体症状も生まれてきます。近年では、事件・事故が起こるたびに、PTSD(心的外傷後ストレス障害)の発症が憂慮され、メンタルケアの重要性が指摘されています。それによって、その体験に関するさまざまな記憶、例えば視覚や聴覚などの諸感覚の記憶、情緒や感情、その際に抱いた考えや思考などはとりあえずひとかたまりとなり、心の他の領域に影響を及ぼさなくなります。たとえば、その出来事が起きた日が再びめぐって来る、強盗にピストルで殴られる体験をした人が銃を見る、おぼれかかった体験をした後に小さなボートに乗るといったことが、記憶をよみがえらせるきっかけになります。
ハーマン 心的外傷の関連サイト・ブログを紹介します。様々な角度からハーマン 心的外傷をとりあげています。
心的外傷と回復・ダイジェスト版
ジュディス・ハーマン 『心的外傷と回復』 (みすず書房) ダイジェスト版! というか、要は読書会のレジュメ集なんですが。従って読みづらかったり分かりにくかったり、けっこう長かったりしますが、ご容赦ください。 心的外傷後ストレス反応 防止 心的外傷 トラウマ
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