直後は落ち着いているように見えても、事件の記憶が数週間〜数ヵ月、場合によっては数年後に、悪夢や突然のフラッシュバックで蘇ってしまうことも。国内では九五年の阪神大震災などで知られるようになった。心的外傷後ストレス障害（ＰＴＳＤ）は、人間なら誰でもかかり得るものです。症状が重い急性期には、あれこれと聞き出すことはよくありません。つまり、PTSDにおけるトラウマとは、日常的なストレスを受ける経験とはかけ離れた出来事によって受ける深い心の傷を指すことになります。自身などの天災、交通事故、レイプや児童虐待といった、自らの処理能力を超えるような強烈な体験をした場合、心はその体験から自らを守るために、嫌な記憶を冷凍してしまう機能を持つ。

一時期、このような対応がデブリーフィングという名前で行われていましたが、現在では否定されています。＊ささいなことでの過剰な驚愕(きょうがく)。これらはまた、ＰＴＳＤの合併症としてみられることが少なくありません。＊張り詰めた警戒心。本人にとって安心かつ安全な環境の確保に努めます。診断では単に症状だけでなく、原因とされる出来事が「恐怖体験」と言えるかどうかや、体験と発症との因果関係も重視される。

ＰＴＳＤ（Post-traumatic stress disorder：心的外傷後ストレス障害、外傷後ストレス障害）とは、衝撃的な出来事を体験することによって心の傷が生じ、さまざまなストレス障害を引き起こす疾患。心的外傷後ストレス障害：ＰＴＳＤ＜post　traumatic　stress　disorder＞ 　傷害や虐待、レイプや交通事故の被害者、殺人者の遺族、自然災害の被災者などの体験が原因となって現れる精神的後遺症。このPTSDが持つ他の精神障害にない特色は、診断のためには死に直面するかまたは重傷を負うような出来事や、自分や他人の身体の存在にかかわる危険な出来事を体験する等の明らかな原因の存在が規定されているという点です。症状が出た場合は、周りの人や家族が診察をすすめます。外傷体験以前になかった睡眠障害、怒りの爆発や混乱、集中困難、過度の警戒心や驚愕反応治療は通常、薬物治療と精神療法の双方が用いられます。トラウマの持つ『反復性（繰り返し）・強迫性（コントロール不能）・侵入性（意識への入り込み）』によって、PTSDのさまざまな症状が現れることになります。

どういった経験が深い心の傷であるトラウマになるのかは、ストレスへの耐性や環境への適応力、物事の受け止め方、性格などの個人差があるので一概には言えません。・反復的かつ侵入的、苦痛である想起。“活動・亢進”と“休養・抑制”のバランスを取る自律神経系が効果的に機能することで、『危険・脅威・恐怖』に対する防衛反応を取ることができますが、危険・脅威が過ぎ去った後にも自律神経系の亢進が抑制されないことで上記したようなPTSDの身体症状が発生してきます。また、外傷体験を連想させる出来事に遭遇したことをきっかけにして、恐怖の瞬間がまざまざと思い出される「フラッシュ・バック」（「侵入的反復的想起」ともよばれ、思い出そうとしていないのに、突然その時の感覚やイメージがよみがえってくることをいいます。治療心的外傷後ストレス障害の治療には、心理療法（暴露療法を含む）と薬物療法があります。心的外傷となる体験としては、戦争や事故、天災そして強盗、殺人やレイプなどがある。

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PTSD.info - 犯罪による心的外傷後ストレス障害

犯罪による心的外傷後ストレス障害の総合情報サイト。症状と治療法、薬物治療、ストックホルム・リマ症候群、犯罪の被害者の人権などを、犯罪被害者の立場から掲載。 このサイトは、犯罪の被害者のための、心的外傷後ストレス障害総合情報サイトです。 イチロー 心的外傷 検診 心的外傷 症状

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